楽天モバイルは、クラウドネイティブで完全仮想化したモバイル網のvRAN(仮想RAN)運用を、Intel Xeon 6 SoCを軸としたCPU統合型の加速アーキテクチャに切り替えると発表しました。従来のOpen RANでは、5Gのレイヤ1処理を担う追加のアクセラレーションカードが必要で、物理的な複雑さや消費電力、故障リスクが課題になっていたとしています。
楽天モバイルは、この個別カードを廃し、FEC(前方誤り訂正)とSRS(サウンディング参照信号)の加速をCPUシリコンに統合してハードウェア構成を簡素化しました。これにより、より細かなリソース配分が可能になるとしております。
経済面では、拠点あたりのCAPEXをサイト単位で10〜40%削減できるほか、電力消費を従来世代比で35%低減できると説明しています。さらに、Xeon 6 SoCは前世代比でマッシブMIMOにおいて4倍のサイト容量を扱えるとしており、電力当たりのセル効率も改善するとしています。
また、COTSサーバーを用いることで、特定ベンダーの専用機に縛られない運用や、更新後のサーバーを別用途のデータセンター業務に転用する「循環型のハードウェア経済」も進める方針です。楽天シンフォニーを通じて、これらのベンチマークや運用簡素化を他の携帯事業者にも提供するとしています。
参照元:2026/08/11 「From Complexity to Capacity: How Rakuten Mobile is Redefining the 5G vRAN Lifecycle」 https://symphony.rakuten.com/blog/from-complexity-to-capacity-how-rakuten-mobile-is-redefining-the-5g-vran-lifecycle
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