産業大手が企業向けプライベート5Gに本格投資、安定運用を狙う

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産業分野で専用の通信網を構築できる企業向けプライベート5Gの導入が加速しています。
市場は2030年に300億ドル規模に達するとの見通しが示され、エネルギー、鉱業、製造で求められる信頼性を確保する狙いがあります。

自動車メーカーの一部では、従来のWi-Fiに代えてプライベート5G網を導入し、稼働停止を抑えることで運用効率が最大20%向上したと報告されています。
工場や倉庫、港、空港、発電施設などで専用ネットワークを使い、カバレッジや容量、性能、セキュリティを企業側で管理できる点が評価されています。

企業向けプライベート5Gは、公衆網と同様の構成要素として5G無線アクセス網(RAN)や5Gコア、周波数、SIMによる認証を用います。
RANが端末の無線カバーを担い、5Gコアが通信やセキュリティ、データ転送、企業ITやOTとの接続を管理します。

低遅延や高信頼性、決定論的なQoS、ネットワークスライシングにより、アプリごとに通信資源を割り当てられる設計です。
SIMベース認証で許可された端末のみ接続し、専用周波数やトラフィック分離でデータの取り扱いもコントロールできます。

さらに、5Gコアをエッジサーバーに配置し、機密性の高い運用データを社内にとどめる運用も可能です。
製造業のIoTや企業AI、IT/OT環境で求められるサイバーセキュリティ、データ主権、運用の強靭性に適するとしています。

楽天シンフォニーは、企業向けプライベート5Gの包括的なシステムとして「Rakuten Private Networks」を提供するとしています。
無線アクセス(4G/5G)やコアのエッジ構成、全体を自律運用させる管理・オーケストレーションソフトの3要素で構成します。

低遅延は決定論的に15ミリ秒を提供し、屋内外の双方で運用設定できるため、無線の死角を抑えられるとしています。
IoTセンサーの収容は1平方キロメートルあたり最大100万台に対応し、スマートグラスやボディカメラなど新しいデバイスにも拡張できるとしています。

また、運用コストが課題になりがちなプライベート5Gについて、管理と自動化で問題化する前に検知し解決する仕組みを挙げています。
重いIoT向けの利用に向けて、Celona Systemsと提携し、オープンRANベースのエンドツーエンドでフルマネージドな構成を提供するとしています。

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