楽天モバイルは、アンテナの方位(アジマス)と傾斜(チルト)を遠隔で自動調整する「物理AI」を、日本国内の1万4000以上のサイトに導入したと発表しました。従来は、カバレッジの穴や混雑に対応するため、技術者が現地で機材を用意し、許可を得たうえで調整する必要がありました。今回の仕組みでは、AI搭載のRANインテリジェントコントローラー(RIC)がネットワークをリアルタイム監視し、通信の死角や障害、トラフィック急増を検知します。次に、RICが必要な機械的な方位とチルト量を計算し、遠隔ティルトシステム(RTS)が人手なしで数秒でアンテナを調整します。さらに、あるサイトがオフラインになった場合は、近隣セクターが自律的に回転して穴を埋める「自己修復」も行います。初期評価では、チルトと方位の動的制御により5Gトラフィックの利用率が23.5%増加し、信号品質は5ポイント改善、混雑ボトルネックは75%減少しました。運用コストも導入後約17%削減したとしています。
参照元:2026/08/27 「Rakuten Mobile Leverages Physical AI to Turn Antennas into Self-Thinking Assets」 https://symphony.rakuten.com/blog/the-end-of-the-climb-rakuten-mobile-leverages-physical-ai-to-turn-antennas-into-self-thinking-assets
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