楽天シンフォニーの幹部がカナダの通信サミットで、クラウドネイティブな設計と自律運用への転換で通信網管理を変えた取り組みを説明しました。
従来の通信網は閉じた専用システムで、改修や拡張、そして自動化が難しく、人の介入に頼る場面が多かったと述べています。
基調講演では、アメリカ地域の営業・パートナーシップ責任者のサチン・マハジャン氏と、グローバル営業責任者のサンディープ・アローラ氏が、楽天の自律ネットワーク構築の道のりと指針を語りました。
楽天は2018年に、クラウドネイティブで分解(ディスアグリゲーション)したモバイル網を大規模に作る構想を掲げました。
その後12か月で世界初の大規模クラウドネイティブ4G網を立ち上げ、プログラマブルな基盤として運用しました。
楽天モバイルは日本で加入者1000万人超を提供し、約25 0人のネットワークエンジニアで約10万の基地局を管理しているとしています。
またTM Forumの枠組みでレベル4の自律を達成し、意図(インテント)ベースで望む結果を定義し、ネットワーク自身が必要な対応を実行すると説明しました。
自律実現の要点として、タスクではなく意思決定の自動化、信頼できる統一データ基盤、人の役割再定義、閉ループ自動化、開かれたアーキテクチャ、検知・判断・実行の速度を挙げました。
楽天の知見は通信以外のエコシステムにも広げられ、楽天IDなどを通じてサービス横断のパーソナライズを進めているとしています。
楽天モバイル加入者は非加入者に比べ、楽天サービス全体での支出が平均2.43倍になると報告しました。
今回の発表は、クラウドネイティブと統合データ、知能化された自動化で運用を省力化し、競争力につなげる道筋を示すものです。
参照元:2026/08/19 「From complexity to autonomy: Rakuten’s journey to building intelligent networks」 https://symphony.rakuten.com/blog/from-complexity-to-autonomy-rakutens-journey-to-building-intelligent-networks
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