IOWN Global Forumの技術WG議長であるNTTの川嶋正久氏は、AI時代の通信基盤に向けてコヒーレント・プラガブルがインフラ構造を変えるとする見解を示しました。
従来の長距離光伝送は、距離が伸びるほど信号品質の維持が難しく、数十キロ単位で補償や増幅、再生が必要でした。
その後2010年代に登場したコヒーレント光伝送は、デジタル信号処理(DSP)で劣化を電子的に補正し、複雑な光処理なしに数千マイル級の伝送を可能にしたと説明しています。
ただし初期の方式は大規模で高価な専用装置に限られ、設置は基幹ハブにとどまっていました。
一方、2010年代後半から商用化が進んだ小型のコヒーレント・モジュール(コヒーレント・プラガブル)により、ルーターやスイッチに直接実装でき、コヒーレント伝送の開始地点を利用者側やエッジ、分散計算拠点まで広げられるとしています。
さらに、ハブ・アンド・スポーク型のアーキテクチャでは、クラウド型ハブで高度なネットワークサービスを効率的に提供でき、容量、低遅延、QoSの予見可能性、ソフトウェア自動化、サービス革新の基盤になると述べました。
AIの普及により、AI同士やAIとロボット間の通信が増え、低遅延や高信頼の決定論的輸送、同期、従量課金に応じた動的経路制御が不可欠になるためだとしています。
IOWN Global Forumは、オープンAPNと決定論的ネットワーク(DN)を柱に、分散同期や決定論的パケット配送、動的リソースオーケストレーションを実現するオープンな基盤の定義を進めていると報告しました。
参照元:2026/07/28 「Why Coherent Pluggables Transform Infrastructure for the AI Era」 https://iowngf.org/why-coherent-pluggables-transform-infrastructure-for-the-ai-era/
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