楽天シンフォニーは経済産業省(METI)の助成事業に選定されたと発表しました。
対象はFY2024補正予算の「グローバルサウスとの未来志向の共創プロジェクト」で、ウクライナ復興と中東欧・中央欧州諸国との協力強化を目的としています。
同社はウクライナ向けにクラウドネイティブなOpen RAN環境を提供し、柔軟で低コストなネットワーク構築と運用を可能にする検証を行います。
協業パートナーとして楽天モバイルも参加します。
楽天シンフォニーはウクライナ最大の通信事業者キエフスター(VEONの完全子会社)と既にOpen RANの展開に取り組み、同国内でデモ検証を進めてきました。
今回の計画ではOSSやクラウド技術、楽天エコシステム全体で連携し、次世代ネットワーク変革を加速させます。
第1段階では4G環境でラボ試験を完了し、主要機能と相互運用性を確認しました。
第2段階では4G/5G構成に能力を拡張し、フィールドテストを実施します。
キエフ周辺で商用顧客を含むOpen RANの4G LTE実地試験を行い、実運用のブラウンフィールド網で性能を検証します。
分散型(D-RAN)と集中型(C-RAN)の両アーキテクチャを評価し、レガシー設備の更新に伴う柔軟性や強靭性、運用上の利点を示します。
同時に、5G機能は専用の実験環境で評価し、将来の商用展開の土台を作ります。
ウクライナで通信基盤の復旧と耐障害性が課題となる中、同社は無人運用に必要な技術能力の強化も支援し、経済回復への貢献を目指します。
プロジェクト費用は約7億1000万円で、最大3億5000万円がMETI助成で賄われる見込みです。
楽天モバイルは楽天シンフォニーと連携し、技術・運用面の知見を提供するパートナーとして関与します。
このニュースへのリアクション
このニュースをどう受け止めましたか?


このニュースにコメントする